高校中退/ドロップアウト

 高校を卒業することなく中途で退学することをいう。

 ドロップアウトは、高校中退を含めて、主要活動(学業、学校)における遅れやそこからの脱落・退散をいう。

 1980年代以降、小中学生の登校拒否とともに重大な教育問題として注目されるようになった。

 第2次ベビープーム世代が高校に在学した89年度、90年度には12万人を超え、95年度は9万8179人とやや減少したが、96年度には11万1989人に上った。

 在籍者数に占める中退者の割合(中退率)は2・5%と過去最高を記録している。

 中退理由は、近年は、

1)■■■■■■■■ 進路変更が40%強でもっとも多く

2)■■■■■■ 学校生活・学業不適応が30%前後

3)■■ 学業不振が10%前後

4)■ 家庭の事情

5)■ 問題行動等が約5〜6%となっている。

 こうした事態に対して、単位制高校の設置、選択科目の拡充や進級・卒業認定の弾力化、「わかる授業」や「参加する授業」の徹底、などの対策・施策が講じられてきた。

「imidas'99より」
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