中高生のダイエットと摂食障害


中高生のダイエット熱

 太っていると「とろい」「のろい」といわれ、それだけでいじめられるというので、中高生のあいだにダイエット熱が広がり、それは覚醒剤の乱用にもつながっている。覚醒剤の乱用が1996年から急激に増えた背景には、暴力団が「ダイエットの薬だ」などと覚醒剤であることを隠して中高生に密売する事例が増えていることがあるという。

摂食障害

 飽食の時代の中で、過食症、拒食症(神経性食欲不振症)など摂食行動の異常を示す若者が増えている。若い女性に多かったが、最近は男性にも及んでいる。現代の若い女性に多いのはスリム志向の風潮の中で適度の皮下脂肪も嫌悪するところから、極端に減食して低血糖に陥りイライラしてヤケ食いするという悪循環、または社会進出から来るストレスおよび、その中で生きがいが見いだせない空虚感からくるとされる。

「imidas'99より」
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