現代型栄養失調


 子どもたちがスナック菓子などを多食し、きちんとした食事をしない「現代型栄養失調」が子どもたちの衝動の抑制を困難にしていることが指摘されている。炭水化物をでんぷんによって摂取しないで、スナック菓子や甘い飲料などのジャンク・フードで摂取すると血糖値が一時的に上昇し、反応的にインスリンが分泌されて低血糖状態が起きる。その際に攻撃性や苛立ちが高まるとされる。

 血糖血の乱高下は子どもの精神の不安定、攻撃性抑制困難、暴力の原因になりうる。食事改善のポイントとして、

1)野菜や海草を多く用いる、

2)でんぷん質・たんぱく質・脂質・の比率を6:3:2にする、

3)サバ・マグロなどの青肌の魚には攻撃性を抑えるDNA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれている、

4)家族そろって食べる回数が多い家庭ほど脳の健康に必要な栄養が摂取できる傾向がある、

と指摘されている。

「imidas'99より」
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