教員の懲戒処分


 1996年度中に懲戒処分を受けた教員は661人で、訓告等(2296人)と諭旨免職(26人)を合わせると2983人に上る(89年度以降最高)。

 特に、体罰およびわいせつ行為による処分が79年以来最多となった。さらに、病気休職者のうち精神性疾患による者も1385人と増え続けている。

 教員への期待が増大する中、生徒の「荒れ」に直面するなど教員にかかる精神的なストレスは大きい。

 教員としての熱心さを追い求めるあまり、自らを追いつめるケースも少なくない。

 教職は、看護職等と並んで燃えつき(バーン・アウト)症候群に陥りやすい職業的な環境にある。

 児童・生徒のいじめなどへの対応だけでなく、教員の心身のケアも学校再生への重要な課題である。

「imidas'99より」
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