磐井のもち歳時記
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水無月

6月1日【ムケの一日】歯がため餅


 一年の後半年の始めの日を祝うとともに、休み日。また蚤退治の日ともいう。歯がため餅といって、小正月の凍餅を食べる。おろし餅を食べる所もある。休息の日なので働いたり、蛇のムケガラを見ると病気になる、不作になるとの言い伝えもある。稲作にとって開花にむかう大事な時期である。

1日【お明神様の日】屋敷の北西にある屋敷神にもちや小豆ご飯をお供えする。

6月15日【天王様】


 八雲神社の祭神牛頭天王の祭日で、餅をついて供える。

15日【お明神様の日】屋敷の北西にある屋敷神にもちや小豆ご飯をお供えする。

6月24日【よほう祭】よほう祭餅


餅をついて供える。よほう祭餅という。
 「・・・・農作業に合わせて田植えが終われば植え上がり餅、まんが洗餅、6月24日よほう祭餅、・・・・」厳美町の阿部正瑩さんが書いた「餅様々」の一文に出てくるくだりである。
 いろいろ確認してみてもよほう祭の記述は下記に限られる。
 6月24日ようほうまつり−厳美の年中行事(本寺地区)
 7月6日ようほうまつり−厳美の年中行事(本寺地区)
 6月24日ようほうまつり−山目の年中行事(笹谷地区)お精進料理。豊作をいのる。
いずれも一関市史からの引用である。
 また、同氏の「厳美地方の年中行事」によると「6月24日 予報祭(ようほうまつり)雷神様のお精進、又はお年寄りのお精進ともいい、精進講のひとつであろう。1月24日はかどく達のお精進といいいずれも豊作を祈った」と記してある。
 また、萩荘村誌(大正四年編)では6月25日を雷神様精進として餅を供えるという。
 神様に餅を供えるという意味であって、特別な種類のもちではなく普通のお供えもちと思われる。
 いずれも市の西側の地域であるのは偶然なのか?念のため奥羽山系沿いの秋田や宮城県北なども見てみたのだが、今のところそれらしい記述にはお目にかかっていない。

6月25日【雷神様精進】


 餅をついて供える。

28日【お明神様の日】屋敷の北西にある屋敷神にもちや小豆ご飯をお供えする。

文月
1日【お明神様の日】屋敷の北西にある屋敷神にもちや小豆ご飯をお供えする。

7月7日【なのか日】


 墓掃除をする。

7月13日〜【お盆行事】土産餅


 先祖供養では最大の行事、13日盆棚作りと迎え火、14日墓参り15日送り火、16日遊び日、17日いれこ盆、以下二十日盆、三十日盆で終わる。餅を供える土産餅(お帰り餅)という。葉焼き、餅、団子、うどん、饅頭を食べる。 
15日【お明神様の日】屋敷の北西にある屋敷神にもちや小豆ご飯をお供えする。
28日【お明神様の日】屋敷の北西にある屋敷神にもちや小豆ご飯をお供えする。

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